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2006年2月16日 (木)

キャンバス作り3

世界堂(新宿3丁目)で木枠を特注する。

短軸33センチというサイズを考えています。日本の家屋は広くない。石造りの城でもないし、欧米のように同じ絵を永久に飾りっぱなしということもない。季節に応じて取り替えひっかえ飾りたいのが日本人である。(直接関係ないけど、うちも昨日玄関飾りを小さいひな祭り棗にしました。)

そりゃあ、学生時代は120号とか150号など巨大なサイズを平気で制作していましたが、このサイズを飾れる一般家屋はないでしょう。企業でも高層ビルとかの一階とかです。それでもずーっと同じを飾ってくれることはないですね。季節ごとの模様替えが大好きな日本人。壁画の文化があまりない日本。それなら、どんな大きさならいいのか。15で絵の道に進んで以来、ずっと心のどこかに引っかかっていた問題です。

掛け軸とか屏風の巻ける、畳めるというのは、優れた文化だと思う。和室の減った現代、昔のものをそのままというわけにはいきません。でも細長いものを縦に飾る場所なら日本の住環境にはたくさんあるんですね。玄関、窓の脇、階段、リビング、寝室しかり。F20号以上(長軸73センチ以上)を横に飾る壁面を探すのはたいへんですが、これが横34センチ、縦90センチならどこにでも飾れる。片付ける時も箪笥のなかで良し、クローゼットの奥にも立てかけて置いておけるし、押入れでもバッチリです。和室があるなら床の間に掛けることも可能。というわけで写真のようなサイズの細長い縦のキャンバスを自作してみました。

canvas01 大きい方のキャンバスが33センチ×73センチです。小さい方はM0号の市販のもの。ワインのビンの大きさから参照してください。

画布の麻布にはまだ悩んでいて、日本の土足禁止の住環境には目の細かい麻布で制作した方が良いだろうかとか考えています。今回は日本画の顔料と布を染めるための染料を使うので。木枠から外して、布としてしまっておけることを考えると、欧米の油絵の具キャンバスの麻布はゴツすぎる。

悩むことはいろいろあって、試行錯誤しながら進んでいます。染料、顔料は色彩が専門なのでたくさん持っているし、問題ないのですが、接着の媒体は何にするか。膠、フノリ、明礬。これらの配合の度合い。固定の方法。にじみ止めの方法などなど。

とりあえず、今日は試し描きをします。

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