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2006年9月15日 (金)

手のひらの上の命

Tenohira 本当になんとかする方法はなかったのだろうかとつぶやく。自分が殺してしまったのではないかとすら錯覚する。昨年のことが思い出される。明日の朝には埋葬することになるだろう。

たった100グラムの手のひらの上の重さが重い。

すごく重い。描くのも見るのも重い。でも描くことにした。命の重さは写真には写らないから描く。今しか君を描いてあげる時間はないから今描く。

自分の無力さを噛み締めるために描く。私は描く。

寸分違わぬ兄弟がすぐそこで母の乳に吸い付き、声をあげ、母猫の喉はゴロゴロと鳴っているのに、何故、お前は一つの小さな物体になってしまっているのか。すごく精巧な部品のように小さい爪、小さい鼻、舌、小さい斑点、全部揃っているのに、命だけがない。

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コメント

やすくん、お疲れ様でした。

ひとつの悲しみは少し先送りにして、今は3つの新しい生命誕生を喜びましょう。
3匹ちゃんの元気な成長を見守ってあげて下さい。
いろはちゃん、頑張りました!ね、さあ母はこれからが大変です。
はるかちゃんもしっかりついていてくれてる様子、心強い!

レオも遠くから応援していますよ。

投稿: ぐりママ | 2006年9月16日 (土) 10時38分

やすくん、いろはちゃん、はるかちゃん。
お疲れ様でした。

やすくんの切ない気持ちにホロリとしてしまいました。

どうしても、たくさん赤ちゃんがいるときは、それなりのリスクが
あるんでしょうか。
無事に生を受けた3匹が、お星様になってしまった1匹の分も
いっしょに、元気に健やかに育ちますように…

投稿: なな | 2006年9月16日 (土) 22時39分

ぐりママさん、ななさん、コメントありがとうございます。
ミウちゃんと名づけました。二回だけ泣いて、息を吹き込んだ時にちょっとだけ動いてくれました。短い短い生でした。
今朝「い」氏が庭に深い穴を掘ってくれて、最後のお別れを言い、埋葬しました。こういう時に一緒に見送ってくれる家族がいるのは本当にありがたいことです。いろはも私もできる限りのことをしたので悔いはありません。
ぐりママさんにもななさんにも感謝です。御心、たいへんに嬉しいです。本当にありがとうございます。

投稿: やすくん | 2006年9月17日 (日) 00時43分

ミウちゃん、短かったけれど精一杯の生を生きたこと、伝わってきました。
偉いコですね、お産のリスクを一身に引き受けたんですね。
いのちってやっぱり神秘的ですね。
なぜ生きているのか、なぜ生きていないのか、ということを実感しました。

投稿: よーべ | 2006年9月18日 (月) 14時17分

よーべさん、コメントありがとうございます。
人生(ニャン生)は、長いから幸せとも短いから不幸せともいえないんだなぁと感じています。ミウちゃんは懸命に生きることをその全生命で教えてくれました。
生まれてきたことは決して無駄ではない、意味のあることなんだと思います。
ミウちゃんのことをこうやって知ってくださる方がいるだけでこのブログを作ってよかったと思っています。
よーべさん、御心にかけてくださってほんとにありがとう。

投稿: やすくん | 2006年9月18日 (月) 22時42分

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